「使用できない文字が含まれています」と表示されたら
入力フォームやCSVで使用できない文字が出る原因を、文字コード・項目の入力規則・見えない文字に分けて確認。①・髙・𠮷の実例と修正前の注意点を紹介。
更新: · PitaTool
使えない理由は、文字と入力先の組み合わせで決まる
このエラーだけでは、どの文字が原因かは確定しません。まずエラーが出る入力欄と、接続先が指定する文字の条件を確認します。「環境依存文字がある」「指定文字コードで表せない」「項目の入力規則に合わない」は別の判定です。
| 確認すること | 例 | 対応 |
|---|---|---|
| 文字コードで表せるか | strict Shift_JISに含まれない①・髙 | 指定文字コードとの互換性を確認 |
| その入力欄が許可しているか | 数字のみの欄に全角数字や記号 | 項目のヘルプと入力規則を確認 |
| 見えない文字が混ざっていないか | コピーした値にタブやゼロ幅文字 | 該当箇所を表示して元データと比較 |
実例:①・髙・𠮷を比較する
次の3文字を互換性チェックに入力すると、本站のstrict Shift_JISとCP932の対応表では下表になります。UTF-8では3文字とも表現できますが、提出先がその文字を許可することまでは意味しません。
①髙𠮷| 文字 | Unicode | strict Shift_JIS | CP932のバイト | CP932往復 |
|---|---|---|---|---|
| ① | U+2460 | 変換不可 | 87 40 | 一致 |
| 髙 | U+9AD9 | 変換不可 | EE E0 | 一致 |
| 𠮷 | U+20BB7 | 変換不可 | 変換不可 | — |
①や髙はCP932なら書き出せます。𠮷はこの2つの文字コードでは書き出せません。チェックで候補が出ても一律に削除せず、接続先がUTF-8を受け付けるか、別の正式な入力方法があるかを確認します。
見た目が同じなら不可視文字も確認する
Webページや表からコピーした値には、タブや改行、ゼロ幅スペース(U+200B)などが混ざることがあります。見た目だけで分からないときは、不可視文字の種類と位置を調べ、該当欄の値を手入力した結果と比較してください。
例:「ABC」と「AB[U+200B]C」は見た目が似ていても異なる文字列です。CSV全体の改行やタブは区切りとして必要な場合があります。問題のセルを特定してから処理し、ファイル全体を一括削除しないようにします。
提出先のルールとファイル名の制限を分ける
たとえばe-Gov電子申請には独自の入力可能文字の案内があり、手続によって利用できる範囲が異なる場合があります。この案内を、別の銀行・通販サイト・社内システムへそのまま適用することはできません。
「ファイル名に使用できない文字」と表示される場合は、本文とは別にファイル名の規則を確認します。CSV本文の文字コードを変えても、ファイル名のエラーを解消するとは限りません。
置換する前と再送信する前に確認すること
- 元の表記を保管し、エラーになった項目と文字の位置を特定する。
- 文字コード・項目の規則・不可視文字のどれに該当するか確認する。
- 氏名や法人名は正式表記を勝手に変更せず、提出先の代替表記や照会方法に従う。
- 置換候補を1つずつ確認して適用し、変更箇所と意味が維持されているか見直す。
- 同じ項目で再確認し、CSVなら列数・件数も確認してから提出する。
環境依存文字チェッカーは候補を見つける補助です。結果が0件でも接続先の全ルールを満たすとは限りません。解決しない場合は、個人情報を含まないエラー文と入力条件をもとに提出先へ確認してください。
ツールで確認する
使用できない文字・機種依存文字チェックを使う →関連する解決ガイド
参考資料・検証の前提
具体例は各項目に示す条件に基づきます。ソフトの版や受け渡し先の仕様も確認してください。